コラム a HOUSING COLUMN

「3階建て、選ぶ前に絶対読むべき!」

2025.07.02

こんばんは。

堺市の工務店で注文住宅を建てているグローハウジングアラカワの吉川です。

都市部で注文住宅を検討している方の中には、「土地が狭いけど、広い家に住みたい」「店舗兼住宅や二世帯も検討中」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方に人気なのが3階建て住宅です。

今回は、3階建て住宅のメリットとデメリットを徹底比較しながら、どんな人に向いているのか、後悔しないためのポイントまで解説します。


◆なぜ都市部で3階建てが人気なのか?

大阪府堺市や大阪市など、人口密度が高い地域では「土地が限られている」という課題があります。
限られた敷地面積で、広さや部屋数を確保したい方にとって、垂直方向に広げる=3階建てという選択肢が非常に有効です。

また、防火地域や建ぺい率・容積率の制限の中で、最大限に建てられる家を計画するとなると、自然と3階建てが候補に上がります。


【メリット編】3階建て住宅が選ばれる5つの理由

① 限られた敷地でも広い延床面積を確保できる

例えば、20坪の土地に平屋を建てた場合、延床面積は最大でも20坪。
しかし3階建てなら、**延床60坪(20坪×3階)**も可能になります。
狭小地でも、LDK・各部屋・収納をしっかり確保できるのが最大の魅力です。


② 二世帯や店舗兼住宅にも向いている

3階建てはフロアごとに空間を分けられるため、

  • 1階:親世帯
  • 2階:LDK+共用
  • 3階:子世帯
    など、プライバシーを保ちながら共存できます。

また、1階を店舗や事務所、ガレージにする使い方も増えています。


③ 採光・眺望が良い

3階部分は周囲の建物より高くなることが多く、採光や風通しが抜群
また、バルコニーや吹き抜けを工夫すれば、開放感も演出できます。

「2階リビング+3階寝室」などの設計で、静かな生活環境を手に入れられるのも魅力です。


④ 家族のライフスタイルに合わせてゾーニングできる

3階建ては、各階の役割分担が明確になります。

  • 1階:収納や玄関・水まわり
  • 2階:リビング・キッチン
  • 3階:寝室や書斎・子ども部屋

家族の生活動線に合わせて機能的な住まいが設計できます。


⑤ 建築コストを抑える工夫ができる

一見コストが高くなりそうな3階建てですが、延床を増やせるため坪単価は抑えられることも
また、敷地を分ける必要がないため、土地購入費用の圧縮にも繋がるケースがあります。


【デメリット編】気をつけるべき4つのポイント

① 階段の上り下りが大変

高齢者や小さなお子さまがいるご家庭では、階段の移動が負担になることも
将来を見越して、ホームエレベーターや階段幅の工夫なども検討しましょう。


② 建築コスト・構造コストが割高になる場合も

3階建ては構造強度や耐震性能の確保が必要なため、木造では**「準耐火構造」や「構造計算」**が求められることも。
結果として、平屋や2階建てよりコストが上がるケースもあります。


③ 防火規制により設計の自由度が下がる

防火地域・準防火地域では、窓や外壁の仕様に制限があります。
網入りガラス、防火サッシ、防火ドアなどの採用が必要で、外観のデザインやコストに影響します。


④ 重心が高くなるため、耐震・風対策が重要

地震や強風に対して、重心が高い=揺れやすい構造になります。
構造材を鉄骨入りにしたり、テクノストラクチャー工法のような強度計算された構造設計で、安心できる家づくりが必要です。


【まとめ】3階建ては“向き・不向き”をしっかり見極めて

3階建て住宅は、

  • 土地が狭くても広い家に住みたい
  • 二世帯や店舗兼住宅を考えている
  • デザイン性や眺望にこだわりたい
    という方にはぴったりの選択肢です。

一方で、

  • 将来の移動の負担
  • 建築コストや防火対応
    といった課題もあるため、信頼できる工務店とじっくり打ち合わせしながら進めることが重要です。

私たちグローハウジングアラカワは、多数の3階建て施工実績がございます。
見学会や施工事例もご紹介しておりますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

YOUTUBEでも施工事例をあげているのでぜひチェックしてきてください。