コラム a HOUSING COLUMN

予算オーバー大丈夫? 家づくりの進め方💡

2025.06.04
資金

こんにちは。

堺市の工務店で注文住宅を建てているグローハウジングアラカワの吉川です。

注文住宅を検討される方の多くが、最も気にされるのが「予算」です!「最初は◯千万円くらいで考えていたのに、気づいたら数百万円オーバーしていた…」という話は珍しくありません。では、なぜ家づくりでは予算が膨らんでしまうのでしょうか?そして、予算オーバーを防ぐためには、どのように進めるべきかを、工務店目線で詳しくご紹介します。

1. 予算オーバーの主な原因とは?

● 家づくりの全体像を理解していない

家を建てる際には、「建物本体の価格」だけでなく、「付帯工事費」「外構費」「諸経費」「土地費用」など、多くの項目があります。これを知らずに「本体価格だけで予算を立てた」ことで、後から追加費用が重なってしまうのです。

● 理想を詰め込みすぎてしまう

「せっかくの注文住宅だから」と、あれこれと希望を追加してしまうと、当然費用も跳ね上がります。設備や内装など、少しずつ金額アップしていくことで、最終的に大幅なオーバーになるケースが多いです。

● 土地選びのミス

「希望エリアでいい土地が見つかったから即決したけど、地盤改良や擁壁工事が必要になり予想以上に費用がかかった」というケースも少なくありません。

2. 家づくり予算の基本構成を理解する

予算を守るためには、まず全体予算の内訳を理解することが大切です。以下は、よくある注文住宅の費用配分です。

  • 建物本体価格:60〜70%
  • 付帯工事費用(地盤改良、外構、電気・水道引込など):10〜15%
  • 諸費用(登記、ローン手数料、火災保険など):5〜10%
  • 土地代(※購入する場合):地域によって異なるが全体の30〜50%程度

このように、「家本体」以外にかかる費用が意外と大きいことが分かります。

アラカワでは資金計画をお客様にわかるようにご説明させて頂いております。

3. 予算オーバーを防ぐ5つの進め方

① 予算の「上限」を最初に明確にする

「〇〇万円以内で家を建てたい」という上限を最初に決めて、それを絶対に超えないことを前提に打合せを進めるのが大切です。「このくらいまでなら…」と徐々に増やしていくと、オーバーが止まりません。打ち合わせの時に随時現在資金がいくらになっているのかを確認するのが大切ですね!

② 本体価格だけでなく「総費用」を提示してくれる会社を選ぶ

住宅会社によっては「坪単価○万円です!」と本体価格だけを強調し、付帯工事や諸経費が後出しになることもあります。総費用で見積りを出してくれる会社かどうかを必ず確認しましょう。

③ 優先順位を明確にする

「予算に限りがある」ことを前提に、夫婦や家族で「何を一番大事にしたいか」を話し合っておくことが重要です。例えば…

  • 広さより断熱性
  • 内装よりキッチン設備
  • リビング重視で個室は最小限

といった優先順位を決めることで、コストをかける部分・抑える部分のメリハリがつきます。

まずは一旦注文住宅で必ずやりたいこと・必ず必要なスペックを書き出してみましょう。

④ 土地購入前に工務店に相談する

土地は「安い=お得」とは限りません。安い土地ほど造成費や地盤改良費が高くつく可能性があります。必ず、購入前に工務店に「この土地で家を建てるといくらぐらいかかるか」を相談するようにしましょう。

⑤ オプション追加は慎重に

打合せ中に「これも付けますか?」と提案されるオプション。小さな金額に見えても、合計すると数十万円になることは珍しくありません。本当に必要かどうか、一度持ち帰って考える姿勢が大切です。

4. 建てた後の「見えないコスト」も忘れずに

予算オーバーを防ぐという意味では、建てた後の維持費やランニングコストも忘れてはいけません。

  • 断熱性能が高ければ光熱費が安く済む
  • 太陽光や蓄電池の導入で将来の電気代リスクを軽減
  • メンテナンスコストが少ない外壁材を選ぶ

一時的に高くても「長い目で見ればお得」という視点で設備を選ぶのも賢い判断です。

5. 信頼できるパートナー選びが最重要

最後に、予算内で満足度の高い家を建てるためには、正直に話してくれるパートナー(工務店)との出会いがカギです。

  • 総額で正直な見積を出してくれる
  • 要望に対して「それは難しい」とハッキリ伝えてくれる
  • メリット・デメリットを包み隠さず話してくれる

このようなスタンスの会社であれば、安心して予算管理を任せられます。

まとめ:理想を叶えながら、予算も守るには?

家づくりは「夢」と「現実」のバランスをとる作業です。どちらかに偏ってしまうと、後悔や不満が生まれます。大切なのは、冷静な予算管理と、本当に大事なことを見極める判断力です。

まずは「何にいくらかかるのか」をしっかり理解し、無理のない資金計画で、理想の家づくりをスタートさせましょう。

アラカワでは、お客様お一人おひとりに寄り添った資金計画のご提案を行っております。
家づくりに向けた第一歩として、ぜひお気軽に資料をご請求ください。心よりお待ちしております。