コラム a HOUSING COLUMN
30坪でも広く見せる!空間を活かす間取りの工夫

目次
―限られた敷地でも、のびのび暮らせる家はつくれる!―
はじめに:「30坪でもいい家」を叶える時代へ
こんばんは。
堺市の工務店で注文住宅を建てているグローハウジングアラカワの吉川です。
「30坪しかないけど、家ってちゃんと建つの?」
「子どもが大きくなったら手狭じゃない?」
こんな不安を抱えているご夫婦は少なくありません。
でもご安心ください。
30坪前後の土地でも、広がりを感じる家はつくれます。
重要なのは「大きさ」ではなく、**“間取りの工夫”と“空間の活かし方”**です。
このコラムでは、建築のプロが実践する「限られた土地でも広く・快適に暮らすアイデア」を5つのポイントでご紹介します。
1. 視線を抜く!“つながり”を意識した間取り
狭さを感じさせない家の大原則は、「視線が抜けること」。
壁で区切ると圧迫感が生まれますが、視界が開けていると空間は実際以上に広く感じられます。

おすすめの工夫:
- LDKを一体化し、できるだけ壁や仕切りを作らない
- キッチン→ダイニング→リビングが一直線に見通せる配置
- 吹き抜けやスキップフロアで縦の広がりを確保
- 室内窓や格子で“ゆるやかに仕切る”
とくに小さなお子様がいるご家庭では、キッチンからリビング全体が見渡せる「回遊動線」のある間取りは大人気です。
2. 天井・窓・床で“広がり”を演出
床面積が限られていても、高さや採光で空間に“抜け感”を演出できます。

ポイントはこの3つ:
- 天井高を上げる or 勾配天井にする
→ 同じ床面積でも圧迫感がなく、開放的な印象に - 大きな窓・高窓・吹き抜け窓を活用
→ 外の景色とつながることで“奥行き”を感じられる - 床の素材と色味を統一する
→ 部屋同士のつながりを強調し、空間が広く見える
天井高や窓の位置は、後から変えられない“設計段階での工夫”なので、打ち合わせ時にしっかり検討したいポイントです。
3. 階段と収納を“味方にする”アイデア
30坪の家では、収納の工夫が暮らしやすさを大きく左右します。
だからこそ、階段やデッドスペースも無駄にせず有効活用しましょう。

収納の工夫例:
- 階段下収納をフル活用(パントリー・書類・掃除道具)
- リビング収納を造作で一体化(圧迫感がなくスッキリ)
- 玄関に土間収納やシューズクロークを設けることで生活感を隠す
階段まわりの工夫:
- リビング階段にすることで家族の気配を感じやすく
- 吹き抜け+階段+窓の組み合わせで縦の抜け感を演出
限られた床面積だからこそ、「どこに収納を設け、どう目立たせないか」が家全体の印象を左右します。
4. 無駄な部屋はつくらない「目的重視」の間取り
30坪の家で失敗しがちなのが、“部屋数を増やしすぎる”こと。
壁で区切った個室が多いと、結果的にどの部屋も狭く、使いにくくなってしまいます。
おすすめの考え方:
- 子ども部屋は最初は1部屋+将来仕切るスタイル
- 和室は**“リビングの一角”として設ける**
- 書斎やワークスペースは階段横・廊下などの“抜け”に設置
- 寝室もベッドとクローゼットが入ればOK
間取りを決めるときは「何に使うか?」「どれだけの時間を過ごすか?」という**“生活時間に合わせた設計”**を意識するのが大切です。
5. 家具・内装まで見越した「暮らしのシミュレーション」
せっかく良い間取りでも、家具の配置や生活動線で狭く感じてしまうことも。
だからこそ、「どこに何を置くか」「どう歩くか」を設計段階で想定することが大事です。

シミュレーションのポイント:
- 冷蔵庫・テレビ・ダイニングテーブルの配置を事前に決める
- ソファや収納家具を“造作”することでスッキリ見せる
- 室内干しスペースやワークスペースも設計段階で確保
30坪という限られた面積の中で最大限の快適さを得るためには、“暮らしまで設計する”ことがポイントです。アラカワでは、画像のようなソフトでシュミレーションができます。
実際に入れたい家具などを想定して、検討していくことが重要ですね。
まとめ:30坪でも広く、快適に暮らせる家はつくれる!
いかがでしたか?
30坪というと「狭い」と感じる方もいるかもしれません。
しかし実際には、間取りと空間の工夫次第で“体感の広さ”は大きく変わります。
大切なのは、延床面積ではなく、暮らしに合った空間のつくり方。
30代の共働き世帯にとって、家は「仕事・育児・趣味・家事」のすべてを支える“生活の土台”です。
プロと一緒に、あなただけの「広くて心地よい家づくり」、始めてみませんか?
実際に30坪で建てたお家のルームツアーをYOUTUBEでご覧いただけますので参考にしてみてください☺
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